膜分離活性汚泥式廃水処理装置

膜分離活性汚泥式廃水処理装置

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廃水中のBOD成分除去には活性汚泥法による処理が一般的です。
活性汚泥法は、廃水に空気を封入しながら増殖させ種々の微生物(活性汚泥)によりBOD等の成分を分解し浄化する技術です。
従来の活性汚泥法は、曝気処理槽内の微生物と処理水を固液分離するために沈殿槽を設置し沈降分離させていました。
膜分離活性汚泥法(MBR)は曝気槽に微細な穴を持つ膜を浸漬し、微生物と処理水を直接固液分離するため沈殿槽が不要となり、コンパクトな装置となります。

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膜分離活性汚泥式廃水処理装置

膜分離活性汚泥式廃水処理装置

膜分離活性汚泥式廃水処理装置

液中膜ユニット(点検時状況)

処理フロー比較

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膜分離活性汚泥式

膜分離活性汚泥式 フローチャート

膜による曝気槽内での分離が可能

従来活性汚泥法

従来活性汚泥法 フローチャート

微生物と処理水の分離用沈殿槽が必要

特長
●処理水の透視度を維持

処理水は0.4μmの微細孔径を有す膜を通液させることで、浮遊物質や大腸菌等の微生物を完全に阻止します。
透視度に優れた処理水が常時得られるため、用途によりリユースも可能です。

●廃水濃度変動に対応可能

曝気槽の微生物濃度を従来法の3~4倍にまで高めて運転するため、負荷変動に強く、高濃度廃水の流入時にも対応可能です。

●コンパクト設計で省スペース

従来法と比較し沈殿槽・消毒装置・汚泥濃縮槽等が不要なため装置を小型化でき、省スペースでの設置が可能です。

●メンテナンスが容易

微細孔径を有す膜によるろ過のため汚泥の沈降不良・流出などのトラブルがなく運転管理も容易です。
自動運転方式採用で夜間運転も可能です。

用途

産業廃水処理全般
COD・BOD等規制値項目の二次処理・高度処理

仕様

型式 処理能力 ユニット寸法
NKP-25 1~3m³/日 W2,500×D2,400×H2,600(mm)
NKP-50 4~5m³/日 W3,000×D2,700×H2,600(mm)
NKP-100 6~10m³/日 W5,500×D3,000×H2,600(mm)

※廃水濃度により処理能力は変動いたします。
※10m³/日を超える廃水量の仕様設計も可能です。

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